おウチ便り|55
「マーガレットとベニシジミ」の回で、《地選》をいただき、ありがとうございました。以前、恵比寿1丁目(渋谷駅前)で、2019年4月18日に発生したミツバチの分蜂のニュースが報じられました。その後、2006年に発足した銀座ミツバチプロジェクトのことを知りました。銀座3丁目のビルの屋上での養蜂もそのうちのひとつです。なぜ銀座で養蜂?? ミツバチの行動半径2km圏内に皇居、浜離宮、日比谷公園(松本楼も!)のある銀座は好立地。今では年間合計で約1トンの蜂蜜が収穫されているそうです。新しい女王蜂が誕生したら行われる分蜂。銀座の空のどこかで分蜂が行われているに違いありません。銀座ミツバチプロジェクトへ敬意を込めて、〈蜜蜂の分蜂銀座3丁目〉を詠みました。又、良い評価をいただけるよう、入会して一年余り、半分近くあるボツ句を少しでも減らせるよう、励みたく思います。
能瀬野風
【第19回 写真de俳句】では《人選》におとりいただき、ありがとうございます。最近は精神的に気持ちが塞いでいましたが、久しぶりに明るい気持ちになれました。そして、皆さんの「おウチ便り」を拝見し、いつも励まされております。様々な環境のなか、人生を精一杯生きている仲間がいることがわかり、勇気をもらえます。先生と皆さんに感謝し、私も頑張りたいです。
あんみつ
みなさん、こんにちは。【第19回 写真de俳句】の、《背番号7》さんの《天》の句、〈雲ないし蝶の授業に変更です〉を拝見して、一気に小学校6年生の時のある思い出が蘇りました。その日、授業の途中で担任の先生が突然、「もう今日は授業止めじゃ。みんな外に出よう」と言いました。とても天気のいい、気持ちの良い日だったのです。外に出て、学校の脇の芝生の植えてある斜面に、みんなで大の字に寝転んで、青い空を見ました。「ほら、みんなで言うぞ、空は青いなあ!」と、先生が大きな声で号令をかけ、みんなで「空は青いなあ!」と言いながら、のんびり青空を眺めました。ただそれだけですが、その先生の授業の中では一番記憶に残っています。いや、そういえば授業よりホームルームの記憶ばかり残る先生でした。懐かしい、古き良き時代の思い出です。《背番号7》さん、ありがとうございました。
木ぼこやしき
いつき先生、正人先生、いつも楽しい配信と俳句の学びをいただきありがとうございます。【第19回 写真de俳句】「マーガレットとベニシジミ」で、《背番号7》さんの句〈雲ないし蝶の授業に変更です〉が《天》に選ばれ、とても嬉しい気持ちです。とはいえ、私と《背番号7》さんとはまったく面識はないのですが。3月21日、なら100年会館での句会ライブに参加した時、《背番号7》さんの句が紹介された際、起立され、夏井先生が「君が《背番号7》かぁ〜」と満面の笑顔でお話しなさっているのを、後ろの方の席から拝見していただけの「チーム裾野」の新人加入者です。(なので《背番号7》さんの背中の7以外は見ていないのですが、勝手に親近感を覚えてしまっています)次に句会ライブに参加する時には、私も「あんたが〜」と夏井先生からお声をかけていただけるように、こつこつ自分なりに学んでいこうと頑張っています。
松下眞す美
入会させて頂き一年が経ちました。つい先日、思いもかけず真っ赤な「俳句手帖」が届きました! 小さな発見を忘れないように、すぐ書きとめておくのにとてもいい手帖を頂きました。私の拙い句でも、見守って下さる先生の存在はとても頼もしく、これからも果敢に挑戦させて頂きますのでよろしくお願いいたします。家藤先生の「1分de季語」も、言葉の歯切れがよく、ゆっくりと説明して下さるので高齢者の私でもわかり易くてとてもありがたいです。みなさんの柔軟な句にも勉強させて頂いています。この度は俳句手帖をありがとうございました。
野の花
こんにちは😃。6月だというのに真夏のような暑さが続いております。夏井先生、家藤先生、奇しくも、この度はお二人にお便りを差し上げることになりました。《山河穂香》です。【第6回 俳句deしりとり】に拙句〈かりんとのじゃりじゃり溶ける夜釣りかな〉が兼題俳句として取り上げられていました。しばらく我が目を疑い、どうして我が句が? と首を傾げ、やがて自分の句が選ばれたことを受け入れられるようになりました。でも、自分の発した言葉でしりとりをするのはなかなか珍しい経験です。さて、どう続けようと、出来るなら大物を釣り上げようと思案しております。それから、夏井先生からは《ハシ坊》で、文法の誤りについてご指摘いただきました。NHK『プロフェッショナル』でも拝見しましたが、1句1句丁寧に目をとおしていらっしゃることに、ほんとうに頭が下がる思いです。念のため、滅多に開かない『日本国語大辞典』にあたってみました。面白いもの? が見つかりました。「清し女(スガシメ)」、清らかで美しい女を表す言葉のようです。上代語かもしれず、その当時は終止形接続かもしれず、、、。あとは国語学の専門家にお任せすることにいたします。あのずしりと重い「日国」を傍に置いて、言の葉と真剣に向き合う。俳句を通じて学ぶことの楽しさを再認識しております。相変わらず、何となくや、手探りが続いていますが、今後ともよろしくお願いします。
山河穂香