おウチ便り

おウチ便り|3

おウチ便り たくさんのお便りありがとうございます

この度「おウチde俳句くらぶ」に入会し、晴れて「いつき組」組員を名のる事になりました。組長、よろしくお願いします。でもちょっと早まったかも……ぜんぜん言葉が思いつかない! しばらくは裾野散歩を楽しみます。「自分のための俳句」を肝に銘じて。

チョコ秋桜

【第2回 写真de俳句】《ハシ坊と学ぼう!②》で夏井先生の添削を受けることができました。自分の句を添削していただけるとは、本当に幸運です。ありがとうございました。ご指摘を受けて推敲してみましたが、頭が固くて新しい語句を見つけるのに苦労しました。これも俳筋体操と考え、今後も地道に続けていきたいと思っております。
【元句】〈段ボール橇遊んだ土手に枯草群れ〉
【推敲】〈段ボール橇跡消え土手は枯草群れ〉

つづきののんき

組長、いつも楽しく学ばせて頂いています。早くも3回目の投句になります。何より《ハシ坊》君のところでの細かい説明、有難いです。このクラブは私のような超初心者にも解りやすくてとてもいいです。俳句ポストの火曜日も勉強になります。組長もお忙しい中お身体ご自愛くださいね。

房総たまちゃん

はじめて投句しました。一昨年に早期退職して、それを機会に俳句をと考えて、此度参加させていただきました。私は、私立女子高校の数学の教師を36年やってきて、退職してからは、非常勤講師として生徒たちに数学の面白さを少しでも伝えたい、自信を失って傷ついている子たちに数学に出会うことで「まんざらでもない自分に出あってほしい」と思いながら続けています。私自身は、今年で27年間、週3回の透析に通っています。教師をしながら自分の命と向き合いながら透析という生活を長期にわたり続けています。さらに13年前に脳梗塞を発症して一旦は言葉が全く出ないという事態に陥り、1年リハビリを重ねて現場復帰、それからは日常の発語は問題なくできるようになりました。体験を通じて人間の脳の可塑性について実感しています。そんな経験もあり、人間にとっての言葉について考えるようになり、俳句に行き着いた次第です。夏井先生の「俳句は人生の杖」という言葉に導かれ、俳句の修行に歩み出した初心者です。今後ともよろしくお願いします。

間 静春

組長、すっかり出遅れていまいましたが、第3回から参加させていただきます。数年前に会社から独立し交友関係が一気に狭くなっていたのですが、今ではオンライン、オフライン問わず句友の皆さんと句会をしたり、下らない話(笑)をしたり、時には少しお酒を交えたり。会社がらみではない、しかも年齢も性別も職業も国すらも違う皆さんと言葉を交わすことができること。これも組長はじめスタッフの皆さんのおかげです。少しずつですが上手くなっていきたいと思っておりますので、今後ともご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。

池之端モルト

《ハシ坊と学ぼう》で、尊敬する組長からじきじきにコメントを頂けて、感激しております。また、これまで独学だったので、他の方への丁寧なアドバイスもとても勉強になります。ありがとうございます。でも、ただでさえお忙しい組長の身体は大丈夫かと、心配になります。どうぞご自愛ください。前回の反省を受けて、少し早目に仕上げようと思っていましたが、《ハシ坊》君を見て何度も推敲し、また締切最終日の投句となってしまいました(汗)。正人さんの【第3回 ドリルde俳句】。今回はとても難しかったです。サンタさんの来ない家の子どもたちのことを思って詠みましたが、表現できませんでした。

初めてお便りさせて頂きます。2年半前に夫が65歳で亡くなりました。心筋梗塞ですから、余りに突然過ぎて、混乱のみです。それからの日々は、しなくてはいけない事をこなし、過ぎては行くものの、心はずっと虚ろ……そんな中、今年のコロナ禍で、お友達(11才も年下の)から、毎日一句で良いから、LINEで送り合わない? とお誘い頂き、初めての俳句作りが始まりました。外の景色に目をやるようになり、色の無かった心に少しずつ色が差してきました。そして、思い切って、このクラブに入会させて頂く事にしました。夫との思い出を温めながら、ゆっくり、焦らず、老いていく体に逆行する感覚で、俳句を作っていけたら良いなぁと思っております。どうぞ宜しくお願い致します。

かずりん

拙句〈歳暮置き帰る猫背の配達員〉を添削していただきました。ありがとうございました。この句を作るにあたって「歳暮」について調べた際に、もともとは年の暮れを意味するものが後に年の暮れの贈り物を指すようになったことを知りました(年の暮れの方は知りませんでした)。昔は直接持参していたことを知識として知ってはいましたが、私が子供の頃には既にほぼ郵送でしたので、郵送が前提の作句になっていたと、今考えれば思います。ご指摘の件は頭にはあったのですが、「配達員」だから別の人からだ、と読んでもらえるだろうぐらいに考えてました。甘かった……。ところで、私は元来のヘソマガリですので、添削をされても「でも~」とか言って反発したくなるかもと思っていたのですが、添削例が納得すぎてそんな気も起きませんでした。上記にかかわる「荷」の追加はもちろんのこと、配達員の後ろ姿の侘しさを印象づけるために必要だと思い込んでいた「帰る」が、言われてみれば完全に不要だったとは!「猫背」で後ろ姿であるとわかる上、置い「て」の示す時間関係が何とも効率的。自分でも作れるようでできていないこの形、今後の目標にしていきたいと思います。またよろしくお願いします。(発想の平凡さは改善できる気がしないけれど…)

ちかひか

夏井先生、はじめまして。とはいえ、すでに投句はさせていただきました。YouTubeを拝見し『20週俳句入門』を読み始めたばかりの初心者です。このサイトを知って、うわわ〜〜〜! あの「プレバト‼︎」の夏井先生に見ていただける?! と感激し、早速入会させていただきました。一人で「っぽいもの」を作っていただけでしたので、そこから一歩踏み出すことができるかなとちょっとワクワクしております。《ハシ坊と学ぼう》をじぃーっと読んで、ふむふむ、なるほど、ぽん!(ヒザを打つ音です)読んでいるときはわかった気がするのに、実践となると途端に難しくなるのはなんでだぁー、などとつぶやきつつ、日々俳句のことを考えて楽しい余生を過ごしたいと思っております。どうかよろしくお願い致します。

径(こみち)

組長^_^ 素敵な俳句クラブをありがとうございます! このクラブの仕組みや、初心者から経験者までの幅広い作品に感銘を受けています。コロナ禍、人類へのチャレンジを受けて、各自の現場では知恵を振り絞り、使わなかった脳細胞を目覚めさせ、語り合い、新たな取り組みが進んでいますね。まさにケガの巧妙、転んでもただでは起きない、そんな思考を発達させているのが、まさに俳句であり、いつき先生の取り組みだなとしみじみ思う昨今。三年前に俳句キャラバンで訪れた倒壊の熊本城は、石垣はまだまだでしたが、天守閣は足場も外れ、凛々しく聳り立っていました。二十年かかるといわれた復興。しかし、四年でここまでと感涙。人の力はどうやら、神様から与えられた贈り物のようです。俳句という杖と出会いをはためかせ、俳句を詠みつづける、と志をあらたにした冬の朝です。

谷口詠美

其の女(ひと)が其の手紙を書こうと思ったのは、コロナ禍の厳しい夏も終わり、秋風が立ち始めた頃。友人や家族と秋を愛でながらも、心のどこかにくすぶり続けていたものをやっと3日前に書き上げたのです。それからまた2日、その手紙は引き出しの中。風の音でいつもより早く目覚めた朝、突然「天空のポスト」の事を思い出す。少し長いジョギング・コースにはなるけど、まだまだ行ける。久しぶりの「天空のポスト」、が其処に見つける冬の蜂。この手紙を投函したら、この蜂に何かが起こってしまう。見つめる女性の逡巡。手紙はポケットにしまい、踵を返す女性。その途端、彼女は小気味良い波の音と冷たい潮の香りに包まれるのです。冬の蜂、たとえもう一度飛び立てる事が出来ても、これからやってくる厳しい冬には抗える事など出来ないのです。彼女の後ろ姿に一切の後悔はないのです。《にゃん》様の《天》の俳句、大好きです。そして《藤田ゆきまち》様の清々しいお写真も素敵でしたので、僭越ながら感想文を書かせて頂きました。

巴里乃嬬

ハロー正人さん! お疲れ様です!「ドリルde俳句」の選評や「1分de季語」で、楽しく学ばさせて頂いています!【第2回 ドリルde俳句】の結果発表で、私の句、〈置き去りの靴がらんどう冬はじめ〉に、「上手い」と「一石三鳥の手」とのコメントを頂けて、クリスマスとお正月が一緒にやってきたように狂喜乱舞しました! しかし、実は、私はクリスマスとお正月の間に誕生日もあるのです。その誕生日のお祝いとなったのは、正人さんの脳裏に空っぽな履き口の映像が浮かんだ事でした! この句を作った際に私も見ていた映像ですが、読み手の脳裏にも映像が浮かぶ句を作れるようになりたい! と思っているので、「ああ、これが読み手にも映像が浮かぶということなのだ……」と、実感できてとてもうれしかったです。素敵なバースデープレゼント、ありがとうございました!

蒼求

正人さまへのお便りです。「ドリルde俳句」問題を作るのも大変だろうなぁと思っていたのですが、あんなに詳しいたくさんの評も書いていただいて、感謝感激です。私の句にも「よくぞ言ってくださいました。そうなんです。私は説明的な句から逃れられないのです!」という気持ちです。たぶん、長年の仕事のサガかもしれないのですが、仕事一辺倒から抜け出したい思いで俳句を始めたのに、昔付き合っていた悪い男につきまとわれていて、実は今でもその男を心のどこかで憎からず思っている、という70年代のドラマのような状況。皆さんの投句と組長、正人さまの評を読むのは、勉強になるし、何より楽しい!

毒林檎